UiPathを初めて起動したときにスタート画面でタブが多くてどこを見ればいいかわからないってことありますよね?
スタート画面の構成を抑えておけば自動化ワークフローを作っていくときに躓かなくなって開発を効率的に進められます。
そこで今回は「UiPath初心者向け:UiPath起動時の画面構成」について詳しく解説します。
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スタート画面

よし!まずはスタート画面から始めよう!
スタート画面は主にファイルを開くだけだから簡単だよ

スタート画面で初心者がよく使う項目は画面は赤枠で囲った3点です。
①新規プロジェクト⇒プロセス
新しいプロジェクトを作りたいときは新規プロジェクト欄のプロセスをクリックしましょう!
そうすると

新しい空のプロセスが作られます。プロジェクトファイルの名前と保存先を入力しましょう。
また、第三者がファイルを開いたときにどんな内容かわかるように説明文も加えましょう。
②ローカルプロジェクトを開く
②のローカルプロジェクトを開くをクリックするとファイル選択画面が開きます。

そうするとproject.jsonというファイルが見つかります。project.jsonを選択してプロジェクトファイルが開けます。
プロジェクトを作成するとproject.jsonが自動で作成されます。覚えておきましょう。
③最近使用したファイルを開く
最近開いたり作成したプロジェクトファイルの一覧が出てきます。
ツール画面

次はツール画面!ブラウザの拡張機能をインストールしてみよう。

ブラウザを使ってWeb情報を自動で取得することを「スクレイピング」といいます。
スクレイピングをするために拡張機能をインストールしなければいけません。
現在はGoogle Chrome, Microsoft Edge, Firefoxがインストールできます。普段使っているブラウザを選んでください。
テンプレート画面

次はテンプレート画面!典型的なパターンのワークフローを呼び出せるよ!

ここではUiPathが提供している、よく使うパターンをまとめたテンプレートファイルを開くことができます。
また、第三者がインターネット上で共有しているファイルも開けます。もし、作りたいワークフローと似ているものがあればそれを使ったほうが簡単に早く作れます!


自分の作りたいフローと似ていたら時短のために
テンプレートを活用した方が効率的なんだ。
チーム画面

次はチーム画面!初心者は使わないかもしれないけど
環境設定を共有したいときに使うよ。
僕はチーム開発をまだしたことがないから今回は説明は省略するね。

設定画面

最後は設定画面!画面の設定やプロジェクトファイルの設定を行うよ
設定 ⇒ 全般

設定画面の全般で主に使うのは言語設定とテーマ設定です。
言語タブでお好きな言語に変換できます。アクティビティを英語で使いたい場合は英語設定にするのがおすすめです。
ここではテーマについて設定をしてみます。テーマタブでは「ライト」と「ダーク」の2種類選べます。

ダークモードに設定するとこのようにバックグラウンドが黒になります。個人的にはダークモードの方が目にやさしいのでおすすめします。
設定 ⇒ デザイン
設定画面のデザインはファイルの動作条件や保存条件を設定します。

基本的にデフォルトの設定はいじらないでOKです。
UiPathに慣れてきたら以下の2点を設定します。
自動バックアップの実行時間
自動バックアップの実行時間を設定してバックアップ間隔を決めます。間隔を長くしすぎてバックアップが取れてないこともあるので注意してください。
単位がミリ秒なので注意してください。30,000ミリ秒=30秒
プロジェクトのパブリッシュ時のタイムアウト
自動化を実行して途中でエラーが発生したときにプログラムが止まるときがあります。その時に「エラーが出たよw」とユーザーに伝えるまでの時間のことを言います。
タイムアウト時間が長いほどエラーが出るまで時間がかかってしまうのであらかじめ許容できる時間を設定しましょう!
設定 ⇒ ライセンスとプロファイル
設定画面のライセンスとプロファイルは「UiPath Studio」を使うのか「UiPath Studio X」を使うのか設定できます。

プロファイルはご自身の用途に応じて決めます。
UiPath Studio:プログラミングを使ったり、個人で複雑なワークフローを作りたい場合
UiPath StudioX:チーム作業のかんたんな自動化ワークフローを作りたい場合
このような特徴があるのでどんなフローを作りたいかで決めてください!

今回は、UiPath初心者向けに起動時の画面構成について解説したよ。
設定するところは多いけど見るべきポイントはシンプルだったよね?
主に使う項目を以下にまとめます。
- ローカルプロジェクトを開く場合はproject.jsonを選択する
- 設定⇒デザインで動作条件や保存条件を設定
- 設定⇒ライセンスとプロファイルでUiPath Stduio か StudioXか選択
以上、Kotaroでした。