【RPA初心者必見】RPAとはなにか分かりやすく解説

この記事の読者:RPA初心者、社内でRPA導入をしている方

1. RPAについて

1-1. RPAってなんの略?

世間でRPA、RPAと叫ばれていますが、そもそもなんの略なのでしょうか・・・

RPA:Robotic Process Automationの略称

ロボットによる業務の自動化のことをいう

単純作業の自動化により労働生産性を高めるための技術

by Kotaro

Robotとは?

Robotic=ロボットなので、こんなものを思い浮かべるかもしれませんが実際はペッパー君みたいに可愛くありません(笑)

RPAでのロボットは実態がなく、パソコン上で自動で動いてくれるバーチャルな存在です

主にデータ入力やWebから情報を集めたり、ホワイトカラー労働者が今まで行っていた業務を自動化してくれる頼もしい味方です!

1-2. RPAでどんなことができるの?

基本的にRPAはパソコン作業であればどんなことでもできます

業務例)Webの情報をまとめる

Webからデータをとってエクセルにまとめ、SAPにデータを記録して完成したデータを上司に送りたい場合を考えます

RPAはWeb情報取得からメール送信までをすべて行えます!Excelマクロでも自動化をできますが、あくまでExcelを使うところでしか活躍してくれません!

RPAはパソコンで行う業務であれば最初から最後まで自動操作できます!

1-3. RPAの特徴は?

RPAの主な特徴は3つです

  1. 正確な動作処理ができる
  2. 人間より圧倒的高速処理ができる
  3. 画面操作ができる

①、②に関してはロボットが機械的に処理するのでヒューマンエラーが出ません

③に関してはクリック動作やキーボード動作、ドラッグ&ドロップなどできます

実際稼働させると人間が処理するよりすぐにできてしまうので、時間を有効に使えるようになります!

2. RPA導入で得られるもの

RPA導入で得られるものは以下の通りです

  1. 人件費削減によるコスト削減
  2. 残業時間を減らせる(労働生産性が上がる)

それでは得られるものをそれぞれ詳細に見ていきましょう!

2-1. 人件費削減によるコスト削減

会社の経費処理を例に簡単なモデルで自動化導入前後の人件費の計算をします!

導入前と導入後の体制を以下とします

稼働体制条件

RPA導入前の場合

経費処理をするのに月20日がかかると仮定します。4人交代で業務を行うので一人あたりの5工数がかかります

RPA導入後の場合

RPAを導入すると全て自動で経費処理できます。なのでロボット自体には工数はかかりません。ですがロボットの動きに間違いがないか確認するため、定期的なメンテナンスが必要です。ロボットのメンテナンス作業を行う人の工数を月1工数と仮定します

人件費の計算

次に人件費を計算します!ここで1日にかかる人件費=1工数を4万円とします

RPA導入結果
人件費 計算結果

RPA導入前の場合

経費処理で月に20日=20工数かかるので20×4=80万円/月です

※年間に換算すると80万円/月×12ヶ月=960万円/年です

RPA導入後の場合

ロボットのメンテナンスを月に1工数かかるので、1×4=4万円/月です

ロボットに工数は発生しないので0円ですが、ロボットを使うには年間ライセンスが必要なので注意しましょう!今回は年間ライセンスを100万円と仮定しています

※年間費用は4万円/月×12ヶ月 + 100万円=148万円/年です

なので、今回のケースだとRPAを導入すると年間で960万円ー148万円=812万円削減できます!

2-2. 残業時間を減らせる(労働生産性上がる)

労働生産性について導入前と導入後でどう変わるのでしょうか?

RPA導入後はロボットに業務を行ってもらうので、残業時間は短くなります

単純作業をロボットに任せれば、営業活動や設計開発業務などクリエイティブな業務に専念できます。時間ができれば新たな発想が生まれるかもしれません!

ミスをしないよう意識して業務をするのはストレスがかかります・・・でもロボットはヒューマンエラーが出ないのでミスが発生しません

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3. RPAが注目されている理由

日本では労働環境の中で大きな問題が2点あると思います

  • 労働生産性が低い
  • 少子化で人手不足

これらを解決できる可能性があるので、RPAが注目されています

3-1. 労働生産性が上がるから

G7労働生産性ランキングの推移(引用:nippon.com)

G7諸国と比較すると日本の労働生産性ランキングは30年以上前からずっと低いままですね。。。

そもそも労働生産性とは?

労働生産性は以下の式で表されます

分子のアウトプットはGDPでどれだけのお金を全体で稼いだかということをいいます

分母のインプットは労働者と労働時間の掛け算です

なのでお金を稼ぐほど労働生産性が高くなります、一方で労働時間が長いほど労働生産性が下がってしまいます・・・

つまり労働生産性が低い日本は、” 頑張っているわりに報われてない と言えます・・・

ですが!

数式でわかるように同じ仕事を短い時間でできれば生産性が上がります!

自動化の出番です!

3-2. 深刻な人手不足だから

引用:日本の年齢階層別将来人口推計(高齢社会白書(2019年版)、万人)

右グラフから現役世代が年々減っていくのがわかります。2021年の出生数は約80万人で100万人を割り込みました。コロナの影響でこれからもっと少なくなりそうです

左グラフから労働人口が不足していることも分かります。特に非製造業の人手不足が深刻ですね。現役世代の負担が年々大きくなっていくことも予想されます!

なので現役世代が担っている業務をロボットにやってもらうのがいいですよね?

自動化の出番です!

3-3. AIの導入ができるから

最近はAIの発達が目まぐるしいですが、AIとRPAを組み合わせることでさらにパワフルなツールになります!

RPA×AIは” ハイパーオートメーション ”といわれており、これまで以上の生産性向上が期待されています!(AIってすごいなぁ)

ハイパーオートメーションの例

例えば大量の手書きの請求書をエクセルへデータ入力をする業務があったとします

ハイパーオートメーション

ここでRPAで自動化しようと思ってもロボットはデジタル情報しか処理ができません!手書き資料をどうにかしてデジタル化しなければいけません・・・

ここでAIの登場です! AIで文字認識をさせてデータ化したあとでRPAでエクセルファイルを作成してもらえば自動化完了です!

AIの力でアナログをデジタルに変えられるので、これまで以上の強力な業務効率化が期待されています!AIを使ってさらにロボットに仕事をしてもらいましょう!

何度も言います、自動化の出番ですね!

4. まとめ

この記事ではRPAとは何なのか基礎的なところを解説しました

  • RPAは ” Robotic Process Automation ” の略
  • RPAで生産性を上げてクリエイティブな業務(営業、開発、設計)に専念できる
  • AIと組み合わせるとさらに強力なツールになる

RPAは日本の生産性を上げるために必要なツールなので勉強していきましょう!

次回:【RPA初心者必見】UiPathを勧める3つの理由

以上

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