Power Automate Desktop(以下PADとします)を起動すると以下のような画面が表示されます。著者の場合は何個かフローを作成しているので ” 名前 ” の欄に作ったフローが並べられています。
新しくフローを作成するには ” 新しいフローを作成 ” をクリックしてください。

次にフローを作成するという画面に移るので、好きなフロー名を入力して作成ボタンをクリックしましょう。
フロー名はいつでも変更することができるので、不安にならなくて問題ないです!

今回は ” Googleを起動 ” という名前にしてみました。


フロー作成画面の全体図です。一般的に使う要素は大きく分けて
- アクション
- 変数
- サブフロー
の3つです。最初は 「アクション」 次に 「変数」 を押さえておけばフローが組めるようになります!
アクションは文字通り自動化をするためのアクションを指定するためのものです。
例えば条件という項目の中にある if というアクションを使いたい場合は if をドラッグアンドドロップしてフローに張り付けることで反映されます。

今回は
- Google Chromeを起動
- メッセージを表示
- Google Chromeを閉じる
といったフローを作成します。
3-1. Google Chromeを起動
まずはアクション項目の「ブラウザー自動化」の中にある「新しいChromeを起動する」を選択してドラッグアンドドロップでフローに追加をしましょう。


アクションを配置しただけでは動作しません。なので先ほどのアクションをダブルクリックして中身を見ていきましょう。初期URLという欄が空白になっていますね。
この欄に好きなURLを入れてみましょう。著者はhttps://www.google.com/と入れました。



準備が整ったら再生ボタンを押してブラウザが実行できているか確認をしてみましょう。Google Chromeが立ち上がって指定したURLが立ち上がれば大成功です!
3-2. メッセージを表示
まずはアクション項目の「メッセージボックス」の中にある「メッセージを表示」を選択してドラッグアンドドロップでフローに追加をしましょう。


ドラッグアンドドロップをすると詳細の設定を行うダイアログが立ち上がります。
全般の中にある「メッセージボックスのタイトル」と「表示するメッセージ」の項目が最初は空になっているはずです。まずはこの2項目に好きなメッセージを入れてみましょう。著者は以下のメッセージにしました。

メッセージボックスの設定ができたら、再生ボタンを押して実行してみましょう。Google Chromeが立ち上がってメッセージボックスが立ち上がれば大成功です!

3-3. Google Chromeを閉じる
最後にアクション項目の「ブラウザー自動化」の中にある「Webブラウザーを閉じる」を選択してドラッグアンドドロップでフローに追加をしましょう。


3-4. 一連の流れを動かしてみよう
- Google Chromeを起動
- メッセージを表示
- Google Chromeを閉じる
の順番でフローが動いて最後にブラウザが自動で閉じられたら大成功です!
4. 総括
以上が簡単な自動化フローサンプルです。さらにアクションを組み合わせていくと複雑な業務でも対応ができるようになるので、興味のあるアクションから覚えていきましょう!(使い勝手がよいのはやはりExcelかな?)
次回:Power Automate DesktopでExcelを使ってみる
以上