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【AutoCAD 3D】ウォーク/フライスルーの速度を設定!ステップサイズとステップ数の関係を徹底解説

【AutoCAD 3D】ウォーク/フライスルーの速度を設定!ステップサイズとステップ数の関係を徹底解説

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今回は「【AutoCAD 3D】ウォーク/フライスルーの速度を設定!ステップサイズとステップ数の関係を徹底解説」を説明します。

AutoCADで作成したモデルを自由自在に動き回るウォークスルー/フライスルーって便利ですよね?しかし、移動速度の設定方法が分からなくて困ったことありませんか?

この記事では、速度調整の鍵となる「ステップサイズ」と「ステップ数」の関係を分かりやすく解説します。

こたろー
こたろー

移動速度の設定が簡単にできるようになりますよ!

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ウォークスルー/フライスルーの速度設定について

ここではAutoCADの3D図面でウォークスルー、フライスルーするときの速度設定をする方法について説明します。

移動速度設定コマンドの入力

AutoCADのウォークスルー(3DWALKコマンド)、フライスルー(3DFLYコマンド)で移動速度を設定するにはコマンドラインから「WALKFLYSETTINGS」を入力しましょう。

すると「ウォークスルーとフライスルーの設定」というウィンドウが立ち上がります↓

ウォークスルーとフライスルーの設定について

移動速度を設定するには現在の図面の設定から「ウォーク/フライスルーのステップサイズ」「1秒あたりのステップ数」の2箇所を修正すればOKです。

各パラメーターについては次の章で説明します。

その前に「ウォーク/フライスルーのステップサイズ」のところに作図単位というワードが出てきます。作図単位とは一体何なんでしょうか?

作図単位について

作図単位とは図面上で距離や座標を表すための基準となる単位のことです。
ミリメートル、センチメートル、メートル、インチなど、様々な単位を設定できます。

現在の作図単位を確認するにはコマンドラインから「UNITS」を入力しましょう↓

作図単位の設定

すると単位管理画面が表示されました。
「挿入尺度」のところに現在の作図単位が表示されます(今回はメートル)

 

ステップサイズ、ステップ数とは? 移動速度の設定は?

ここではウォーク/フライスルーのステップサイズ、ステップ数、移動速度の設定について説明します。

ステップサイズ、ステップ数について

ステップサイズとステップ数についてはAutodeskの説明では以下のようになっています↓

  • ステップサイズ:
    各ステップのサイズを作図単位で設定。1E-6 から 1E+6 の範囲の実数を入力。
  • ステップ数:
    1 秒あたりのステップ数を指定。1 から 30 の範囲の実数を入力。

このような説明をされていますが、何を言っているか訳が分からないですよね?

ですが、単位を考えればわかりやすいと思います。
今回はステップサイズを6、ステップ数を2としました。

ステップサイズの説明を読み解くと、これはステップごとの作図単位(距離)です。
今回は作図単位がメートルなので単位はm/stepとなります。

ステップ数は1秒あたりのステップ数なので単位はstep/秒となります。

こたろー
こたろー

stepとはAutoCAD独自の単位です。あまり気にしなくてOK!

移動速度について

ステップサイズの単位はm/step、ステップ数の単位はstep/秒でした。

なのでそれぞれの値をかけ合わせるとstepがキャンセルされてm/秒になります。
つまり両方の数字を掛け算すれば移動速度にできるんです!

今回の場合はステップサイズが6、ステップ数が2だったので、掛け算して移動速度が12m/秒になることがわかります。

掛け算した結果が移動速度なので12m/秒にしたいときは、ステップサイズ3m/step、ステップ数4step/秒にしても大丈夫ということです。

こたろー
こたろー

ステップ数は1~30までです。ステップサイズで微調整するのがおすすめです。

作図単位がミリメートルのときどうなるか?

作図単位がミリメートルのときの移動速度の設定方法について説明します。
考え方は先程の説明と全く同じです。

作図単位がミリメートルで12m/秒で移動したいときはステップサイズを6000、ステップ数を2にしてみましょう。すると移動速度は掛け算した値なので12000mm/秒になります。

12000mm/秒をmに換算すると12m/秒ですよね。

こたろー
こたろー

作図単位がミリメートルでも同じ考え方で移動速度を設定しましょう!

 

まとめ

今回は「【AutoCAD 3D】ウォーク/フライスルーの速度を設定!ステップサイズとステップ数の関係を徹底解説」ついて説明しました。

・WALKFLYSETTINGSコマンドからウォーク/フライスルーの速度を設定

 
・ステップサイズとステップ数を掛け算した値が移動速度になる

 
・作図単位をチェックしてから移動速度を設定しよう!

ステップサイズ、ステップ数の関係がわかるとウォーク/フライスルーの移動速度が簡単に求められます。初めて設定する人にとってはわかりにくいので今回の記事を参考にしていただけると嬉しいです。

(Autodeskさんには分かりやすくしてほしい)

こたろー
こたろー

以上、こたろーでした。


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