「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」と聞いて、多くの方が気になるのが検査前に飲む下剤ですよね。
検査自体への不安もありますが、下剤を飲むのがとにかく大変です…
SNSで調べると下剤が不味くて多く飲まなければいけないとあって検査前から憂鬱な気持ちでした。
しかし、実際に大腸カメラを受けてみて、下剤を少しでも楽に飲むための3つの方法を実践したところ、思ったより辛くなかったです!
同じように大腸カメラ前の下剤で悩んでいる方の参考になればと思います。

実際に私が体験した内容をシェアします!
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大腸内視鏡検査 下剤について
大腸内視鏡検査を受けるにあたって、なぜ下剤を飲まなければいけないのでしょうか?
それは大腸の中に便が残っていると、内視鏡で大腸の壁を詳しく観察できないからです。
ポリープやがんなどの病変を見つけるため、ウ◯コを出し切る必要があります…

不味い下剤を飲まないと検査できない(泣)
下剤の種類は大きく分けてこんな感じです↓
- サルプレップ:
下剤1杯を飲んでから水を2杯飲む。甘苦く濃いレモン味 - モビプレップ:
下剤2杯を飲んでから水を1杯飲む。あまり美味しくない濃い梅味 - マグコロール散:
下剤のみを飲む(水は飲まない)。ポカリスエットのような味(一番人気)
下剤と水の割合は下剤の種類によって異なりますが、いずれも総飲水量は1.5~2L飲まないといけません。下剤を選べる病院と選べない病院があるので、あらかじめ確認しておくのをおすすめします!
ちなみに私が飲んだのはサルプレップでした↓

サルプレップの場合は下剤が480ml、水が1Lです。
下剤と水を交互に飲みますが、結構な量なので後半お腹いっぱいで大変でした…

嫌な苦味と甘みが混ざって不味かったです…
下剤を飲むペースは、一般的に下剤と水を合わせて1時間でゆっくりと飲み進めます。
一気に飲むのではなく、コップ1杯(約250ml)ずつ時間をかけて飲むのがポイントです。
私が検査を受けた病院では下剤120mlを5分で飲んで、次に水240mlを10分で飲むというルーティンを4回行いました↓

下剤を飲むペースが速すぎると、吐き気や嘔吐を引き起こす可能性があります。
ゆっくり自分のペースで飲み進めましょう。
下剤を少しでも楽に飲む方法
ここからは私が実際に試して効果があった、下剤を少しでも楽に飲む方法をご紹介します。
最初に私が試したのは呼吸法を駆使した方法です。

まず、下剤を飲むときには一口だけ飲むようにしてください。
※二口以上ゴクゴク飲むと苦みがダイレクトに来ます!
そして次に飲み込んだら少しだけ息を止めて、最後に口をすぼめるイメージで細くゆっくり息を吐いてみてください。
この流れを意識することで、味や匂いを直接感じにくくできます。
下剤を飲む前に、濃い味のアメを食べるのもおすすめです。
アメを舐めることで、口の中に味が残って下剤の味を感じにくくすることができます。
とにかく濃い味は濃い味で消すのがいいです。
特に、甘くて味の濃い黒糖系のアメがおすすめです↓

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私は特に注意されませんでしたが、万が一のことがあるためアメを食べてOKか、あらかじめ病院で確認しておきましょう!
下剤を家で飲んでから病院で検査する方は下剤を冷やしておくのも有効です!

基本的に味覚は冷たい方が感じにくくなるため、飲みやすくなります。
下剤をあらかじめ冷やしておいてから最初に説明した味を感じにくくする呼吸法をすると更に効果があると思います。
ただ病院で下剤を飲む場合は常温で出されますのでこの方法は使えなさそうです。

これらの方法で多少楽に飲み進められました!
下剤さえ飲んでしまえば後はウ◯コを出し切るだけなので踏ん張りましょう。
また、鎮静剤を打つと寝ている間に検査が終わるので痛みが嫌な方は鎮静剤を検討ください!
まとめ
今回は「【大腸内視鏡検査】下剤はもう怖くない!種類別の味と楽に飲む方法」ついて説明しました。
・下剤には様々な種類があり、病院によっては自分に合ったものを選べる場合がある
・下剤を飲むペースは、下剤と水を合わせて1時間でゆっくりと飲み進める
・一口だけ飲んで鼻呼吸をしない、濃い味のアメを食べる、下剤を冷やしておく
などの方法で、下剤を少しでも楽に飲める
大腸内視鏡検査前の下剤は、苦くて量も多いので大変です。
しかし、少しの工夫で楽に飲むことができます。
ご自身に合った方法を見つけてリラックスして検査に臨んでください。

以上、こたろーでした。