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【AutoCADの基本】長方形、正多角形の作図(RECTANG、POLYGONコマンド) 初心者でも簡単マスター

【AutoCADの基本】長方形、正多角形の作図(RECTANG、POLYGONコマンド) 初心者でも簡単マスター

この記事の難易度

AutoCADで図面作成の基本となる「RECTANGコマンドによる長方形」「POLYGONコマンドによる正多角形」の作図方法について解説します。

どちらもシンプルながら実務での使用頻度が高く、建築図面の間取り機械部品の外形図面枠やボルト形状などの作成に欠かせません。

対角点や相対座標による長方形の描き方、辺の数や内接・外接を指定した正多角形の作成方法、さらには修正や分解テクニックまで、作図効率を高める実用的な内容を豊富な図解とともに紹介します。

こたろー
こたろー

RECTANG・POLYGONコマンドをマスターして、AutoCADスキルをワンランクアップさせましょう!

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RECTANG、POLYGONコマンドについて

ここではRECTANGコマンド、POLYGONコマンドの機能と使い方について説明します。

RECTANGコマンドとは?

AutoCADの「RECTANGコマンド」は、図面内に長方形を作成するための基本的なコマンドです。
非常にシンプルでありながら、作図作業において頻繁に利用されます。

活用例は様々ですが一例を示します↓

  • 建築図面での間取りや部屋の外形作成
    部屋・区画の基本形状(部屋、トイレ、廊下など)を素早く描くのに最適
  • 機械図面での部品ベースの形状作成
    部品の外形やプレート形状(四角い金属板、穴位置の基準面など)
  • 図面テンプレートやレイアウト枠の作成
    線の太さやレイヤー設定と組み合わせれば、再利用可能なテンプレートも作成可能

POLYGONコマンドとは?

AutoCADの「POLYGONコマンド」は、図面内に正多角形を作成するためのコマンドです。

指定した辺の数に応じた正多角形を簡単に作図できます。中心点と半径(内接・外接)を指定することで、素早く正確な形状を描けます。

活用例は様々ですが一例を示します↓

  • 機械図面でのボルト穴やフランジの作図
    中心点と半径(内接・外接)を指定するだけで正確な六角形が作成可能
  • 建築・土木図面でのシンボルマーク作図
    公園や施設図面の標識・案内板、植栽記号などで五角形・八角形を使うことあり
こたろー
こたろー

シンプルですが、いずれも作図コマンドの要です!

 

RECTANGコマンドを使った基本的な長方形の描き方

ここではRECTANGコマンドを使った長方形の描き方について画像を多用して説明します。

RECTANGコマンドで長方形を作図

まずRECTANGコマンドを実行してみます。
コマンドラインから「RECTANG」と入力してEnterキーを押します。

リボンから「ホーム」>「長方形」を選択してもOKです。

RECTANGコマンド 長方形の作図

すると長方形の始点と対角点を指定するようにメッセージが出ます。
2点を選択すると指定の長方形が出来上がります。

相対座標を指定して作図

次に座標を指定した長方形の作図方法を説明します。
この機能を使うと相対座標で寸法を指定して作図できるようになります。

まずは「RECTANGコマンド」で図面上で長方形の原点を選択します。

次に2点目の座標を入力します。今回は「@30,30」としました。
これで2点目の座標を1点目からx方向に30mm、y方向に30mm相対的に離れたところに設定できました。

座標を指定した長方形の入力方法
こたろー
こたろー

@を入れないと絶対座標(メチャクチャな点)になるので注意してください!

長方形図面の修正方法

作図した長方形の長さ、角度などを変更したいことってありますよね?
そんなときは作図した長方形の端点や中点を動かしてストレッチできます。

長方形の中点はバー端点は四角形で表示がされます。
中点や辺を選択するとフリーハンドで位置を調整できます。

長方形 辺と端点のストレッチ

また、端点にカーソルを当てると「頂点をストレッチ」「頂点を追加」「頂点を除去」が表示されます。

「頂点を追加」「頂点を除去」についてはポリラインの記事と同じなので、詳細は過去の記事を参照ください↓

<<ポリライン記事>>

長方形図面の分解

あまり使うことはないかもしれませんが、作図した長方形は線分要素に分解することができます。

分解するには長方形を選択して、コマンドラインから「EXPLODE」を入力します。
線分になると少し表示が変わりました↓

長方形の分解
こたろー
こたろー

実はRECTANGコマンドはポリラインを四角形にしただけです。
線分にしたい方は試してみてください。

 

POLYGONコマンドを使った基本的な正多角形の描き方

まずPOLYGONコマンドを実行してみます。
コマンドラインから「POLYGON」と入力してEnterキーを押します。

リボンから「ホーム」>「ポリゴン」を選択してもOKです。

POLYGONコマンド 正多角形の作図

すると正多角形の始点エッジの数半径を指定するようメッセージが出ます。
今回はエッジの数を5にしたので、正五角形が作図できました!

また、他にも内接外接を選択できます。
例えば、円の中に内接をする場合は、円の中に正多角形が入ります。外接の場合は円の外に正多角形が入ります↓

POLYGONコマンド 内接と外接
こたろー
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POLYGONで作成した図面もEXPLODEコマンドで分解できます。

 

まとめ

今回は「【AutoCADの基本】長方形、正多角形の作図(RECTANG、POLYGONコマンド) 初心者でも簡単マスター」を説明しました。

・AutoCADのRECTANGコマンドは長方形を作成する基本
 対角点や相対座標を指定して、正確な矩形を素早く描ける

 
・POLYGONコマンドは正多角形を簡単に作図できるコマンド
 辺の数と内接/外接を指定して六角形や五角形などの形状が作成可能

 
・どちらの図形もプロパティで確認・修正が可能
 EXPLODEコマンドで線分に分解して編集もできる

こたろー
こたろー

以上、こたろーでした。 


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