【AutoCAD】ダイナミックブロックまとめ記事10選 について図面がダウンロードできない不具合を修正しました。

AutoCAD 3D空間を歩き回る!ウォークスルー&フライスルー操作の基本

AutoCAD 3D空間を歩き回る!ウォークスルー&フライスルー操作の基本

この記事の難易度

今回は「AutoCAD 3D空間を歩き回る!ウォークスルー&フライスルー操作の基本」を説明します。

AutoCADで作成した3Dモデルの世界を、まるで実際に歩き回ったり、空を飛んでいるかのように自由に探索できる「ウォークスルー」と「フライスルー」機能があります。
今回はこれらの使い方を徹底解説します。

この記事を読めば、AutoCAD 3Dモデルのウォークスルー&フライスルーをマスターし、設計レビューやプレゼンテーションに役立てることができます。

こたろー
こたろー

3Dモデルの世界を自由に飛び回りましょう!

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ウォークスルー(3DWALKコマンド)について

ウォークスルーモードで歩き回るにはコマンドラインから「3DWALK」と入力します。

3DWALKコマンド入力

するとパースビューに変更するようにメッセージが出ます。「変更」を押してください。

パースビューに変更

パースビューにすることで奥行きのある感じのモデルになります。


すると下画像の左側に現在地がどこにあるのか表示する画面が出てきます。
現在地が🔴で表示されているはずです。

また、モデルに注目してみると目標インジケータという緑色の十字線が出ます。
目標インジケータは次に紹介するフライスルーで活躍するので覚えておいてください。

ウォークスルー(3DWALK)画面

移動に関してはキーボードの十字キーで操作します。

少し変わっているのですが、「W」「A」「S」「D」がそれぞれ「上」「左」「下」「右」の移動に対応しています。キーボードの配列を見ると何となく分かると思います↓

移動操作キー配列について

それでは実際に動かしてみましょう↓

ウォークスルー(3DWALK)操作

上キーを押すと前進して、右左キーで左右に移動します。

このようにAutoCADで3Dモデルを歩き回れるのでわかりやすいし便利ですよね!
ただ、高さの上下移動ができません。Autodeskさんに何とかしていただきたいところです。

ウォークスルーモードを終了するには「Esc」「Enter」「Space」のどれかを押してもらえればOKです!

移動速度の設定について

十字キーを押している間、移動速度は一定の速さになっています。この速度を変えるには「WALKFLYSETTINGSコマンド」を入力することでいじれます。

ウォークスルーとフライスルーの設定について

速度設定はステップサイズとステップ数で調整できますが、非常に分かりづらいです。
過去の記事に設定方法をまとめているので、よかったら見てみてください↓

 

フライスルー(3DFLYコマンド)について

フライスルーモードで飛んでいるように移動するにはコマンドラインから「3DFLY」と入力します。

3DFLYコマンド入力

するとパースビューに変更するようにメッセージが出る場合があります。そのときは「変更」ボタンを押してください(ウォークスルーのときと同じです)


移動もウォークスルーのときと同じでキーボードの十字キーで操作します。
速度設定も同じく「WALKFLYSETTINGSコマンド」を入力していじります。

それではフライスルーしているところを見てみましょう。
このようにAutoCADで3Dモデルを飛んでいるように回ることができます↓

フライスルー(3DFLY)操作

ただし、フライスルーは目標インジケータ(緑色の十字)に向かって移動します。
ここはウォークスルーと違う点ですね。

目標インジケータは画面をクリックしてマウスを動かすと位置が変わります。
インジケータを下に向けると下向きに移動してくれますよ。

フライスルーモードを終了するには「Esc」「Enter」「Space」のどれかを押してもらえればOKです!

こたろー
こたろー

高さの移動ができるので、フライスルーの方がおすすめ!

 

その他のナビゲーションモードについて

今回ご紹介した他にも画面操作方法があります。

ウォークスルーかフライスルーを実行中に「右クリック」>「その他のナビゲーションモード」を選択すると9通り(オービット、旋回、ズームなど)のモードに切り替えられます↓

その他のナビゲーションモード
こたろー
こたろー

今回は拘束オービットと継続オービットを見てみましょう!

拘束オービット

拘束オービットは図面の中心に緑色のピボットが出ます。
このピボットを中心に回転できるモードのことです。

画面をクリックした状態でマウスを移動すると、ピボットを中心にビューが回転できました↓

拘束オービット操作

初期設定ではピボット(回転中心)は自動で図面中心になってしまいます。
ですが、ピボットの位置を変える方法があります。

ピボット位置の変更方法

拘束オービットモードの状態で「右クリック」>「オービットの目標自動設定を有効にする」のチェックを外すと回転中心が変わりますよ。

継続オービット

継続オービットは継続して自動でオービットしてくれるモードです。

継続オービットを移動する方向にクリックした状態でドラッグしてマウスボタンを放します。
するとオービットを中心に一定速度で自動回転します↓

継続オービット操作

自動で移動してくれるのでとても便利ですが、ピッタリした角度で回転するのは結構難しいです。ユーザーの感覚で調整するしかないです…

こたろー
こたろー

他にもモードはありますが、直感的に操作できると思います。

 

まとめ

今回はAutoCAD 3D空間を歩き回る!ウォークスルー&フライスルー操作の基本ついて説明しました。

・3DWALKコマンドで図面の周りを歩き回れる(高さ変更はできない)

 
・3DFLYコマンドで目標インジケータに向かって移動できる

 
・その他のナビゲーションモードでオービット、ズーム、画面移動などできる

AutoCADで作成した3Dモデルはウォークスルー、フライスルーでリアルに歩き回ることができます。これによって、設計計画の検討やレビューなどに使えます!

個人的にフライスルーの方が高さ調整できるのでおすすめです!

こたろー
こたろー

以上、こたろーでした。


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