株式投資の魅力のひとつが「配当金」ですが、配当金の管理って意外と大変ですよね?
手入力したり、有料の資産管理アプリに課金したり、配当金の推移を把握するには面倒がつきものでした。
そんな中、楽天証券の資産管理アプリ「iGrow(アイグロー)」で朗報がありました!
2025年7月のアップデートで「配当・分配金の自動集計・グラフ化」機能が追加されました!
これによってマネーフォワードなどの有料サービスが不要になるレベルの神アプデとなりました。
この記事では、楽天証券ユーザーの筆者が実際に使ってみた感想を元にiGrowの配当管理機能の使い方とメリット、他の配当金管理アプリとの比較まで、初心者にもわかりやすく解説します。

「無料×自動×手間なし」の配当管理を実現したい方、ぜひ参考にしてみてください!
- 楽天証券「iGrow」とは?ポートフォリオや資産推移も自動で可視化
- 2025年7月の配当管理機能の内容と使い方
- 他の配当金アプリ(マネーフォワードME・配当管理)との違いと選び方
iGrowとは?楽天証券ユーザー向けの新アプリ
「iGrow」は、楽天証券が提供する資産形成・管理アプリです。
資産状況をリアルタイムで可視化できたり、ポートフォリオを把握できます。
- 楽天証券にある資産が自動連携
- 国内株・米国株・投資信託の割合を円グラフで表示
- 月次、年次ごとの資産推移が把握できる
こちらはiGrowの実際の画面です↓

私の楽天証券のポートフォリオですが、国内株や米国株の比率が簡単に可視化できる(画像左)ので、偏ることなく運用できるのがメリットだと感じています!
また、資産推移の把握もできるので着実に毎年資産が増えているのが確認できます(画像右)
このように「iGrow」は資産をじっくり育てていく人向けの設計になっています。もちろん、アプリ内で株の売買もできます!
アップデートで「配当金管理」が可能に!
そんなiGrowですが、2025年7月のアップデートで待望の配当・分配金の確認機能が追加されました。
楽天証券に入っている株式の配当金を自動で集計してくれます。
こちらは私の口座の配当金をグラフにしたものです↓

今持っている株の配当金額を月別に表示してくれます(上画像の左)予想は薄く表示されてますね。
ただ、配当金は株価と違って大きくズレないので、精度は高いです。
また、期間を指定して配当金の推移を確認できます(上画像の右)

年々配当金額が増えているのでモチベーションが上がります!
- これまでに支払われた金額+今後の予想配当額を自動で集計
- 国内株・米国株・投資信託など色分けで見やすい
- 月次、年次の配当金推移を棒グラフで確認できる
国内株や米国株など大きな括りではなく、個別銘柄ごとに配当金を表示できます。
こちらは私の口座の配当金をグラフにしたものです↓

このように、今持っている銘柄別に配当金額を割合で表示してくれます(上画像の左)
個別株1つの銘柄や分野(銀行、自動車など)に集中しすぎるとリクスが高まります。
なのでカテゴリーをある程度比率を分散させたほうがいいです。

iGrowを使うと1つの銘柄に集中しすぎていないかもチェックもできますね!
- 全体の配当のうち、どの銘柄がどれくらいを占めているか円グラフで可視化
- 各銘柄の年間配当金額・利回り・構成比もリスト表示
- 「どの銘柄が効率的に配当を生んでいるか」が一目でわかる
最後にiGrowは完全無料で利用することができます。
私の過去の記事では「マネーフォワード ME 資産形成アドバンスコース」を紹介しましたが、こちらは年間で10,560円もかかります。
詳しくは次の章で説明をしますが、資産形成アドバンスコースは、コストがかかる割に使い勝手が良くない(やっていることはiGrowと同じかそれ以下)ので配当株を楽天証券だけで持っている方はiGrowだけでいいと思います。

楽天証券だけ持っている人は、他の配当管理アプリはいらん!
配当管理アプリと比較してみよう
こここではiGrow以外の配当管理アプリを紹介します。
ただ結論ですが、配当管理で課金する必要はないです。
まずはマネーフォワード MEの資産形成アドバンスコースです。
マネーフォワード MEは家計簿アプリで、複数の証券会社や銀行、クレジットカードのデータを集めて資産管理をすることができます。
基本的に資産管理がメインで月500~600円で利用できます。
更に課金をすると資産形成アドバンスコースに入れて、配当金の管理ができます。
- 複数の証券口座(SBI・楽天・マネックスなど)を横断して一元管理できる
- 配当金も自動で取得可能
- 家計簿や支出との連携も可能
ところが一番のネックが利用料金です。年払いの場合は¥10,700/年、月払いの場合は¥980/月となっています。
受け取った貴重な配当金が配当管理をするために使われるのって、なんか変な感じですよね?
また、できることは先ほどご紹介したiGrowとほとんど変わりません。
こちらがマネーフォワード MEの配当管理画面です↓

業種ごとに配当額を表示できますが、分散して投資していると見づらいですよね…
iGrowとできることはほとんど変らないので年1万円も出すほどではないと感じました。
- 年間1万円以上のコストがかかる
- 配当だけ管理したい人には割高、iGrowとやっていることほぼ一緒
- グラフの表示、インターフェースが微妙

ただ、証券口座を複数持っている人、家計簿と連動して管理したい人にはおすすめです。
「配当管理」は配当金を管理するのに特化したアプリで無料でも利用できます。
無料で使えますが、広告が表示されます(月額280円課金すると広告非表示)
ただ、1つネックなのが他の配当管理アプリとは異なって銘柄ごとに情報を入力しないといけません(例えば保有銘柄、取得単価、口座の種類など)
私は保有銘柄が200を超えているので、入力がとても大変でした。特に株を追加購入したときも情報を入力するのが面倒です。証券口座を複数持っていると平均取得単価を算出するのが面倒…


銘柄数が少ない人、手間を惜しまない人、無料で使いたい人にはおすすめです。
iGrowがおすすめな人とは?
結論として、以下のような人にはiGrowがベストな選択肢です。
- 楽天証券だけを使っている人
- 配当金を「自動」で管理したい人
- 手入力や有料サービスを避けたい人
- 年間配当の推移や銘柄別の構成比を把握したい人

特に楽天証券だけを持っている方にとってはiGrowのアップデートは朗報です。
「配当管理」アプリで手入力の手間がなくなるのは大きいです!
まとめ|楽天証券ユーザーなら迷わずiGrowを!
今回は「【2025年最新】楽天証券のiGrowが神アプデ!配当金を完全無料で自動管理できる時代へ」について解説しました。
・「iGrow」は楽天証券が提供する無料の資産管理アプリ
株式・投資信託などのポートフォリオや資産推移を自動で可視化
・2025年7月のアップデートで配当金の自動表示・推移グラフ・銘柄別分析機能が追加
配当金の管理が圧倒的に便利に!
・他の配当管理アプリと異なり完全無料&手入力不要で配当を記録・分析可能
楽天証券ユーザーにとっては最適解
・MoneyForwardの有料プランは複数口座ユーザー向け、楽天証券のみの人はiGrowだけで十分
iGrowの配当管理機能は、「自動」「無料」「見やすい」の三拍子がそろった非常に優れたツールです。
楽天証券で配当株を保有している方は、今すぐアプリをインストールして使ってみてください。

以上、こたろーでした。