今回は「会社員が確定申告すると得られる4つのメリット」を説明していきます!
確定申告・・・フリーランスがやってるやつでしょ?
なんか難しそうだし、ボクには無縁のはず(もぐもぐ)
そんなことないよ。確定申告は誰でもできるし関係あるんだ!
知っているだけでお得な制度とかもあるんだよ。
この記事を読めば、確定申告のこととメリットが知識武装できます。知識武装することで資産を守って増やせます。確定申告で「節税したり生活の満足度を上げる方法」もわかりますよ!
- 確定申告と年末調整の違い
- 確定申告で得られるメリット(ふるさと納税、配当金の節税・・・etc)
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確定申告について
確定申告って言葉は聞いたことあると思います。一体何をするものなのでしょうか?
確定申告は「1年間に払った税金を見直して精算する」ことです。
ちょっと難しい言葉を使いましたが、簡単に言うと
「税金を払いすぎていたら還付します。でも足りてなかったら徴収するよ!」ということです。
確定申告の説明を聞いて会社員の方はピンときた方がいるかも知れません。
12月くらいに年末調整ってありますよね?あれです!
年末調整はボクも会社で毎年やってるよ!
でも確定申告と何が違うんだろう?
確定申告と年末調整の大きな違いは誰が手続きを行うかです。
確定申告は自分で手続きをします。
会社員の方は知ってると思いますが、年末調整は会社の総務の方が行ってくれます。
なんだぁ。
税金のことわからないし、会社の人にやってもらえるからそれでいいじゃん!
確かにそう思う人も多いと思う。
でも会社員が確定申告をするとお得なこともいっぱいあるんだ!
会社員が確定申告をするメリット4選
年末調整を会社でやってもらった方が楽なような気がしますが、確定申告だと代表的なメリットが4つあります。
ふるさと納税をご存知でしょうか?
簡単に説明するとふるさと納税とは・・・
「実質2,000円負担で寄付をした地方自治体から素敵な返礼品が届く」という制度です。
食べ物(肉、魚、果物・・・)、日用品(タオル、ティッシュ、トイレットペーパー・・・)など自治体の特産品が届きますよ!
このふるさと納税ですが、申請方法が2種類あります。
- ワンストップ特例制度(確定申告不要) ・・・5つの自治体まで納税できる
- 確定申告 ・・・6つ以上の自治体に納税できる
ワンストップ特例制度とは5つの自治体までなら確定申告不要という制度です。
確定申告しなくていいけど、少しの自治体にしか納税できません。
一方で確定申告をするとそれ以上の自治体に納税ができます。
(返礼品いっぱいもらえる)
ワンストップ特例制度を使う人と確定申告をする人の違いを見てみましょう。
例えば50,000円ふるさと納税できるとします。
ワンストップ特例を使った場合は、5つの自治体に50,000円分の納税ができます。
一方で確定申告をすると、6つ以上の自治体(図だと10自治体)に納税できます!
こんな感じで確定申告をすると返礼品をたくさんGETできちゃうんです!
高級品もいいけど、全国各地の特産品を色々食べてみたい(もぐもぐ)
いろんな返礼品をもらいたい人や納税額が多い人は
確定申告したほうがよさそうだね!
最近投資ブームが来てますよね?岸田首相も「新NISAの拡充」を柱に「資産所得倍増計画」を掲げています。
ブームに乗って国内株を保有している方も多いのではないでしょうか?
そんな方は確定申告することで配当控除がもらえます。
配当控除ってむずかしそう・・・説明してよw
配当控除について簡単に説明します。
株を持っているとその会社から配当金をもらえます。
しかしこの配当金を受け取るときに税金がかかってしまうんです。
例えば配当金が100,000円だったとすると、約20%の税金(20,000円)がかかります。
20%も税金で払わなきゃいけないの?きついなぁ・・・
しかし、配当控除を使うと税金の一部を取り戻せるんです!
そもそも配当金は会社が法人税を納めたあとに残ったお金を株主に分配するものです。
なので「会社が一度税金を納めたのになんで個人でも税金を納めなきゃいけないんだよ!」
「二重課税じゃない?」と言った声が上がります。
そんな不満をなくすために配当控除という仕組みがあるんですよ。
配当金100,000円と仮定して配当控除を使うと・・・
↑こんな感じで税率が下がって還付金がもらえるんできるんです!
配当控除を使うには確定申告をしないといけません。年末調整だけだと損してる感じがしませんか??
配当控除についてはこちらの動画がわかりやすくておすすめですよ。
次は還付金についてです。
還付金は税金を多く納めすぎていた人に対して差額を税務署が戻してくれるものです。
(ほとんどの会社員の方は還付金をもらえるはずです。)
ここでは仮に還付金額が50,000円だった人を例にします。
年末調整のみをした人と年末調整と確定申告を組み合わせた人の還付金の流れを見てみましょう↓
確定申告をしてもしなくても還付金の50,000円は変わりません。
年末調整のみをした人(左図)だと12月に50,000円が一括で入るだけです。
一方で年末調整と確定申告をした人(右図)は会社で申請した分の20,000円が12月に入って
個人で確定申告した還付金の30,000円が2月に入っています。
個人的に一括よりも、ちょっとずつもらえたほうが給与のばらつきが少なくて精神が安定します。
それから、一括で還付金が入ると必要ないものを散財してしまうので無駄遣いの防止にもなりますよ!
世の中が不安定になっていて何が起きても不思議じゃありません。
今の会社がいきなり倒産したり、リストラにあったり、体調不良で会社を辞めたり。。。
実際私もメンタル不調が原因で会社を辞めて無職になった期間がありました。
もちろん会社を辞めた年はその年にいくら稼いでいたのか確定申告しないといけません。
(申告をしないと脱税になっちゃう・・・)
会社員だったときは総務の人が年末調整をやってくれます。しかし、無職になったら誰も助けてくれません。
今のうちに確定申告のやり方を覚えておくと何が起きても対応できる力が付きます。
自分で調べて実践することから初めてはいかがでしょうか?
会社員が確定申告をする一番のメリットはお金のことを考える習慣がつくこと!
知識が増えれば正しい行動ができるんだ。
確定申告はどこでできるの?
確定申告をするメリットが少しでも感じていただけた方は作成に挑戦しましょう!
作成は紙で作って税務署へ提出してもいいですが、Webで完結させた方がラクです。
確定申告書の作成ページと作成方法の特集は以下のリンクを参照してください↓
まとめ
今回は「会社員が確定申告すると得られる4つのメリット」ついて解説をしました。
- メリット1:ふるさと納税でたくさんの自治体に寄付できる
- メリット2:配当控除を受けられる
- メリット3:還付金をちょっとずつGETできる(無駄遣いの防止)
- メリット4:万が一無職になっても困らない
確定申告は会社員にとって馴染みのないものです。私も無職になるまでは無縁でした。
無職になって自分で確定申告をするようになってからメリットが体感できました!
何が起こってもおかしくない世の中なので自分とお財布を守るために確定申告に挑戦してみてはいかがでしょうか?
以上、こたろーでした。