この記事の難易度
AutoCADで作図をしていて基準線を一気に作図したいときってありますよね?
そんなときは「XLINEコマンドの使用」をおすすめします。
XLINEコマンドを使うと配置図や図面内の基準線を簡単で効率的に作図できるようになります。

そこで今回は、AutoCAD初心者の方向けに
「XLINEコマンドを使った構築線(無限線)の作図方法」について説明します。
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構築線(無限線)について
構築線を説明する前に単純な線分について説明します。
コマンドラインに「LINE」を入力すると線分を作図できます。

線分の角度と線分の長さを指定できます。
一般的な図面を作図するときはLINEコマンドをベースにして描いていきます。
LINEコマンドは長さを指定して図面を作り上げていきます。
一方で図面の基準線を作図するときは構築線(XLINEコマンド)を活用すると便利です。

構築線はコマンドラインに「XLINE」を入力すると作図できます。
次に点が指定します。作図したいポイントをクリックしましょう。

水平ラインを引く場合はカーソルを左右に動かすと無限に伸びる水平線を作図できます。
このときに直行モードをオンにするのを忘れないようにしましょう。
同様に垂直ラインを引く場合はカーソルを上下に動かすと無限に伸びる垂直線を作図できます。

これらの線には長さがないのでいくら画面を引き伸ばしても無限に広がっています。初めて作図された方は試しに画面をズームアウトしてみてください。
※構築線が正しい言い方らしいですが、無限に線が伸びているので個人的に無限線と言っています。
先ほどは直行モードをオンにして無限の水平ラインと垂直ラインを作図しましたが、角度を指定することもできます。

構築線の角度を指定する場合はコマンドラインに「XLINE」を入力します。
コマンドラインに「水平」「垂直」「角度」「2等分」などの選択肢が出てくるので、「角度」をクリックします。
すると「構築線の角度を入力」ができるようになります。ここで設定したい角度を入力します。

今回は45°に設定してみました。無限に広がる45°ラインが設定できました!
構築線(無限線)の活用事例について
ここでは先ほどまでに説明した構築線の様々な活用事例についてご紹介します。
構築線がよく使われる例に図面間の区画の作図があります。

上の図のように構築線を格子状に並べると図面同士の区画が作れます。
この区画内に修正図面を並べると修正状況がどうなっているのかがわかります。

また、P&ID図面や配置図など図面が連番になっているものも上の図のようにまとめられます。
構築線を使うとどこにどの図面があるのかがすぐに分かるので効率的になりますよ。
構築線がよく使われる例に通り芯の作図があります。

通り芯とは建築図面で使われる基準線のことです。建築図面で出てくる柱の位置を区画にすることで位置関係をはっきりさせるのが目的です。
上の図のように構築線を格子状に並べると通り芯が作れます。

構築線はTRIMコマンドでカットできます。
程よい長さにカットして通り芯の番号を振ったら完成です!

まとめ
今回は「XLINEコマンドを使った構築線(無限線)の作図方法」ついて説明しました。
・XLINEコマンドを使うと無限に伸びる線分が作成できる
・構築線は角度指定も可能
・図面同士の区画や通り芯の作図をするのに便利
今回示した活用事例(区画や通り心の作図)以外にも基準線を一気に引きたいときにもXLINEコマンドは便利です。簡単で効率的な作図ができるので是非試してください!

以上、こたろーでした。