【AutoCAD】ダイナミックブロックまとめ記事10選 について図面がダウンロードできない不具合を修正しました。

【AutoCAD】DIVIDEコマンドで図形を自由自在に等分割 ブロック挿入と応用例も

【AutoCAD】DIVIDEコマンドで図形を自由自在に等分割 ブロック挿入と応用例も

この記事の難易度

今回は、AutoCADの便利コマンド「DIVIDEコマンド」について徹底解説します。

DIVIDEコマンドは、図形を等分割し、設計作業を効率化する強力なツールです。
建築図面などで等間隔に区画を切るときによく使われます

今回はDIVIDEコマンドの基本的な使い方から、分割点へのブロック挿入、応用例としての波線作図まで、初心者にも分かりやすく解説します。

AutoCAD初心者の方でも分かりやすいように図解を入れながら解説しております。

こたろー
こたろー

DIVIDEコマンドを使こなして作図時間を大幅に短縮させましょう!

スポンサーリンク

 

DIVIDEコマンドについて

ここではDIVIDEコマンドの機能と使い方について説明します。

DIVIDEコマンドとは?

DIVIDEコマンドは、選択したオブジェクトを指定した数で等分割できます。
分割点には点オブジェクトが作成されます。(線分、円弧、円などで使えます。)

単純な円や配置図面等で等間隔に区画を切るときなどに使われます↓

円をDIVIDEコマンドで分割
こたろー
こたろー

図形を簡単に分割できる!

DIVIDEコマンドを実行

それではDIVIDEコマンドを実行してみましょう。
コマンドラインから「DIVIDE」と入力してEnterキーを押します。

するとオブジェクトを選択するようメッセージが出ます。
分割したいオブジェクトを選択しましょう(今回は円にしました)

DIVIDEコマンド オブジェクト選択

すると分割数を入力というメッセージが出ます。
何分割したいか数字を入力し、Enterキーを押します(今回は12分割)

DIVIDEコマンド 分割数の入力

実行すると12分割されていることが確認できました↑
ちなみに分割点には「点オブジェクト」が入っています。

こたろー
こたろー

分割点は不要なら後で削除してもOKです!

DIVIDEコマンド 分割点にブロックを挿入

DIVIDEコマンドでは分割点にブロックを挿入することもできます。

今回は正方形のブロックを作成しました(ブロック名:rec)

ブロックの作成

ブロックの作成方法について詳しく知りたい方は過去の記事を参照ください↓


それではDIVIDEコマンドを使って円の分割点にブロックを挿入しましょう!
先ほどと同じく「DIVIEDEコマンド」を入力し、オブジェクトを選択します。

DIVIDEコマンド ブロックの挿入

すると分割数を入力の他に「ブロック」という選択肢があるのでクリックします。

次に「挿入するブロック名を入力」します。先ほど作った「rec」というブロックを挿入します。

次に「ブロックを回転させながら挿入しますか?」というメッセージが出ます。
必要に応じて選んでください。

ブロック挿入方法の違い

回転して挿入を「はい(Y)」とすると上画像ひだりのようにブロック自体が回転します。

回転して挿入を「いいえ(N)」とすると上画像みぎのようにブロックは回転しません

 

DIVIDEコマンドの活用例

ここでは「DIVIDEコマンド」を使った活用例をご紹介します。

スプラインを使った波線の作図

ここでは「DIVIDEコマンド」「SPLINEコマンド」を使ってきれいな波線を作図する方法を説明します。

まずは寸法は特に気にせずに線分を3段作図して、「DIVIDEコマンド」で線分を10分割しましょう↓

DIVIDEコマンド 線分を分割

分割すると点オブジェクトが作成されました。

今回は点ではなく◯に×が重なった図形になっていますね。
実は点オブジェクトの形や大きさは変更できます(見やすい方がいいときもあるので)

点オブジェクトの形を変更する方法について詳しく知りたい方は過去の記事を参照ください↓


次に「SPLINEコマンド」でうねうねした波線を作図します。
今回は分割点に沿って上下に次々と選択しましょう。

分割点を基準に波線を作図

「SPLINEコマンド」はフリーハンドで書くとうまく書けないことが多いです。
しかし、ちょっとした工夫で波線がキレイに作図できるようになります!

こたろー
こたろー

DIVIDEコマンドを使って作図効率を上げましょう!

DIVIDEコマンドの対象オブジェクト

DIVIDEコマンドが有効なオブジェクトは以下の通りです。
基本的な作図コマンドで描けるオブジェクトは対象になっています↓

DIVIDEコマンドが使えるオブジェクト
  • 線分、ポリライン
  • 円、楕円、円弧
  • 長方形、ポリゴン
  • フィレット、面取り、スプライン

基本図形に関してはDIVIDEコマンドが使えますが、ブロックのように加工したようなオブジェクトに関しては適用できませんので覚えておいてください↓

OFFSETコマンドが使えないオブジェクト
  • ブロック化したオブジェクト
  • 配列複写したオブジェクト
  • ハッチング

 

まとめ

今回は「【AutoCAD】DIVIDEコマンドで図形を自由自在に等分割 ブロック挿入と応用例も」を説明しました。

DIVIDEコマンドで図形を等分割できる。
 ブロックのように加工したようなオブジェクトは❌️

 
分割点に点オブジェクトやブロックを挿入できる

 
DIVIDEコマンドとSPLINEコマンドできれいな波線が作図できる

こたろー
こたろー

以上、こたろーでした。 


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA